2014年4月11日、東芝未来科学館(神奈川県川崎市)で、「生活者の企業施設見学会」を開催し、社会広聴会員42名が参加しました。
東芝は、1875年(明治8年)に創業し、来年創業140周年を迎える、日本で最も歴史のある電機メーカーです。東芝グループは、「電力・社会インフラ」「コミュニティ・ソリューション」「ヘルスケア」「電子デバイス」「ライフスタイル」の5つの分野で事業を展開しており、様々な製品・サービスをグローバルに提供しています。
東芝未来科学館は、1961年(昭和36年)に開館した東芝科学館が、今年1月31日にリニューアルオープンしたものです。産業技術遺産の展示・保存、最先端技術の体験、子どもたちへの科学技術教育の支援を目的に、館内には多くの展示や体験コーナーがあります。これらを通して、地域に密着し、東芝が目指す近未来や快適な暮らしを実感いただけるような未来科学館を目指しています。
東芝未来科学館は、大きく分けてヒストリーゾーン、フューチャーゾーン、サイエンスゾーンの3つで構成されています。
ヒストリーゾーンでは、東芝の創業者である田中久重が生み出したからくり人形や、国の重要文化財である万年時計のレプリカ、もう一人の創業者である藤岡市助が開発した日本初の白熱電球などの展示を見学しました。冷蔵庫や洗濯機など、私たちの生活を支える家電製品の国産第1号も展示されており、参加者は、東芝の歩みを振り返りながら、家電製品の発展の歴史を学びました。
フューチャーゾーンでは、画像認識技術や太陽光発電、家庭用エネルギー管理システム、最新の家電製品など、最先端技術や製品についての展示を見学しました。参加者自身が体験できるアミューズメント展示も多くあり、ハンドルを回して電気をつくる体験や、冷蔵庫の中身を確認できるタブレットの操作体験をしながら、東芝の最先端技術や製品について理解を深めました。
サイエンスゾーンでは、超電導の仕組みの実演が行われました。マイナス196℃の液体窒素によって冷やされた超電導体が宙に浮く様子に、参加者は熱心に見入っていました。
「丁寧な解説をしていただきながらの館内見学を通じて、東芝の科学技術が日本の生活者の暮らしの豊かさをけん引していることをあらためて感じました」「実演を交えての熱心な説明に、大変勉強になりました」「からくり人形にびっくりしました」「科学技術の進歩に合わせ、定期的な展示のリニューアルを希望します」