生活者の企業施設見学会
2016年12月9日 東京
企業・団体:ヤマトホールディングス
見学施設:羽田クロノゲート

「巨大な物流ターミナルを探検しよう」

2016年12月9日、羽田クロノゲート(東京都大田区)で、「生活者の企業施設見学会」を開催し、社会広聴会員27名が参加しました。

概要説明

 ヤマトグループの歴史は、1919年(大正8年)にトラック4台とともに設立されたヤマト運輸株式会社からスタートしました。ヤマトグループの代名詞である「宅急便」は、1976年(昭和51年)に関東一円でスタート、1997年(平成9年)には、小笠原諸島(父島、母島)の宅急便取り扱いを開始し、宅急便の全国ネットワーク計画が完成しました。また、2000年(平成12年)の台湾における宅急便サービス開始を皮切りに、シンガポール、上海、香港、マレーシアなど、アジア地域にもネットワークが広がっています。
 羽田クロノゲートは、ヤマトグループの「バリュー・ネットワーキング」構想における基幹拠点として、2013年(平成25年)9月に完成した、日本最大級の総合物流ターミナルです。同施設は、羽田という抜群の立地を生かした「陸・海・空」の3つのスピード輸送ネットワーク、ヤマトグループ各社の機能が集結しており、医療機器の洗浄、家電の修理など、付加価値の高い物流サービスを提供しています。

見学の様子

 参加者は、同施設の5つの展示場所を見学し、最新の物流を探検しました。
 まず、ヤマトグループを育てていただいた感謝の気持ちを込めて名付けた、歴史を振り返るコーナー「100THANKS」、生活スタイルを変えてきた宅急便に込められた想いや仕組み、羽田クロノゲートのビジョンなどを映像で知ることができる「見学者ホール」を通して、ヤマトグループへの理解を深めました。クロノゲートの名前の由来について、ギリシャ神話の時間の神様「クロノス」と日本とアジアを結ぶ玄関口という意味の「ゲートウェイ」、この2語を組み合わせた言葉と説明を聞き、参加者から「クロネコのクロだと思っていた」と驚きの声が聞かれました。
 また、「見学者コリドー」では、空中回廊から実際に目の前を荷物が流れていく様子を見学し、宅急便を大切に、かつ効率よく仕分けするために工夫を施したシステムを学びました。1時間で最大4万8000個の荷物を仕分けできるというスピード感や、お預かりしている荷物を丁寧かつ正確に扱うため、仕分けベルトの中心に常に荷物が置かれるよう自動調整するなどの繊細な工夫を体感することができました。 
 「集中管理室」では、羽田クロノゲートの頭脳として、高い効率化と万全のセキュリティ、環境配慮を追求する取り組みを学びました。24時間体制で荷物の管理を行うとともに、交通情報なども確認し、円滑に荷物が届くよう、その情報を現場のセールスドライバーに伝えていると説明を受け、参加者は感心していました。
 最後に、「展示ホール」では、物流が生み出す社会的な価値について、プロジェクションマッピングと知識を深める「引き出し」を通じて体感しました。ここでは、ピッキングの作業体験ができ、参加者からは、楽しみながら物流のシステムを理解できると、興奮の声が上がっていました。

参加者の感想から

「最新の仕分けシステムなどのハイテクさとセールスドライバーを介した温かみを組み合わせて、充実したサービスが成り立っていることが分かりました」「進化を続ける物流施設、事業への姿勢を見て、ヤマトグループへの信頼度がさらに高まりました。」

お問い合わせ先
経済広報センター 国内広報部
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