生活者の企業施設見学会
2015年12月1日 東京
主催企業:日本たばこ
見学施設:たばこと塩の博物館

「リニューアルした『たばこと塩の博物館』で『たばこ』と『塩』の歴史と文化を学ぶ」

2015年12月1日、たばこと塩の博物館(東京都墨田区)で、「生活者の企業施設見学会」を開催し、社会広聴会員28名が参加しました。

概要説明

 日本たばこ産業(JT)は、1985年(昭和60年)に日本専売公社から業務継承し、株式会社として設立されました。専売公社時代などを含めれば100年以上の歴史がある国内たばこ事業を軸に、海外たばこ事業、医薬事業、加工食品事業など多角経営に取り組んでいます。海外たばこ事業は、M&Aなどにより、売り上げの半分を占めるまでに成長し、現在は90以上のブランドを120以上の国・地域で展開しています。 
 たばこと塩の博物館は1978年(昭和53年)11月に、当時はまだ専売品であった「たばこ」と「塩」の歴史と文化をテーマとする博物館として、渋谷区に開館しました。同館は、2015年(平成27年)4月に、墨田区で、展示スペースを2倍に広げるとともに、ワークショップルームなどを充実させ、リニューアルオープンしました。アメリカ大陸の古代文明の中で、儀式用の植物として人類に利用されたことを文化的な起源とし、16世紀以降、嗜好品として世界中に広まった「たばこ」と、生命の糧として人類と深い関わりを持つ「塩」に関する資料の収集、調査、研究を行うとともに、幅広いテーマで多彩な企画展・特別展を開催し、歴史と文化を広く紹介します。 

見学の様子

 たばこの常設展示室は、「たばこの発生と伝播」「世界のたばこ文化」「江戸時代のたばこ文化」「近現代のたばこ文化」の4つのコーナーに分かれています。たばこの原産地である南アメリカで、少なくとも7世紀からたばこが吸われてきたことが分かる、歴史的にも貴重なメキシコのパレンケ遺跡に関する解説や、たばこが世界に普及する過程で日本では「煙管」、ヨーロッパでは「パイプ」といったように、その時代や文化に合わせて姿・形を変えていったというエピソード、昭和の大スターとタイアップしたたばこのポスターなどを見聞きすることができました。中でも、江戸時代に日本独自のたばこ文化として発展した「刻みたばこ」について、「他の国ではまねができなかった髪の毛ほどの細さに刻むという、日本のモノづくりの技術の高さを象徴するような発展だ」といった参加者からの声が聞かれました。 
 塩の常設展示室は、「生命をささえる塩」「世界の塩資源」「日本の塩づくり」「塩のサイエンス」の4つのコーナーに分かれています。ここでは、館内に現地の職人の手で再現された世界遺産であるポーランド・ヴィエリチカ岩塩坑の岩塩彫刻「聖キンガ像」などを間近に見ながら、塩の採掘方法や岩塩の出来方などについて学びました。海に囲まれている日本は、岩塩などが取れず海水から塩を製造しなければならないため、実は塩資源が乏しいという説明に参加者は驚いていました。また、能登半島や瀬戸内海沿岸などで江戸時代から続いている塩づくりの製法について、実物を再現した展示を見ながら解説を聞き、日本の塩づくりの苦労や工夫などについて理解を深めました。

参加者の感想から

「たばこや塩に関する展示物が、導入から歴史をたどるように工夫され、学芸員の説明も分かりやすかったです」「歴史、文化の面から詳しく分かりやすい解説があり、喫煙具等のコレクションも充実していて楽しく見学できました」「一企業がこれだけ充実した展示物を保有・管理されていることに、感心しました」

お問合せ先
経済広報センター 国内広報部
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-3-2 経団連会館19階
TEL 03-6741-0021 FAX 03-6741-0022
pagetop