- 第16回 生活者の“企業観”に関する調査報告書 (PDFファイル:2.2MB)
第16回 生活者の“企業観”に関するアンケート
生活者の4割が企業は「信頼できる」と認識
~ 事業活動や研究・技術開発は高評価、人材・雇用や危機対応への取り組みが課題 ~
(1)企業の果たす役割や責任として最も重要度が高いのは、「安全・安心で優れた商品・サービス・技術を適切な価格で提供する」
(2)企業の事業活動および研究・技術開発は高評価。一方、人材・雇用や危機対応への取り組みは不十分との認識が見られる
(3)企業に対する信頼度は「信頼できる(信頼できる/ある程度)」が39%。肯定評価が2年連続で低下する一方、否定的な評価も前年度よりも減少
(4)企業の信頼獲得に重要な事項は「安全・安心で優れた商品・サービス・技術を適切な価格で提供する」が84%。「雇用を維持・創出する」も過半数に上る
(5)企業評価の際の情報源は「新聞」と「テレビ」が中心。情報発信者としてはメディアが高く信用される。企業からの発信情報も7割超が信用するものの、信用度は年々低下傾向に
(6)企業不祥事の主な原因は「企業の管理体制」と「経営者の姿勢、経営方針」
最大の防止策は「経営者が自ら先頭に立って倫理観を醸成し、法令を順守する」。「社員教育の徹底」も有効
(7)将来性を感じる企業は「技術力・研究開発力がある」が約7割。人材育成もますます重要に
内容 | 社会が企業をどのように見ているかを調査するため、1997年度より毎年1回実施している。 |
---|---|
期間 | 2012年12月6日~2012年12月17日 |
方法 | インターネットによる回答選択方式および自由記述方式 |
対象 | 経済広報センターに登録しているeネット社会広聴会員3,150人 *「社会広聴活動」 広く社会の声を聴くため、全国の様々な職種、世代で構成される「社会広聴会員」を組織しています。 主な活動は (1)経済・社会問題などをテーマにしたアンケート調査 (2)企業と生活者のコミュニケーションを深めるための懇談会などです。これらの活動を通じて生活者の意見を集約し、広く社会に発信しております。 |
有効回答数 | 1,944人(有効回答率:61.7%) *内訳:男性862人(44.3%)、女性1,082人(55.7%) |
質問項目 | 1.企業に対する認識 (1)企業の果たす役割や責任の重要度 (2)企業の対応状況 2.企業に対する信頼度 「信頼できる(信頼できる/ある程度)」理由 「信頼できない(あまり/信頼できない)」理由 3.企業が信頼を勝ち得るための重要事項 4.企業評価の際の情報源 5.企業評価の際の情報発信者の信用度 6.企業不祥事の原因 7.企業不祥事の防止策 8.将来性を感じる企業 |