経済広報センターは、「大人の『金融経済教育』に関するアンケート」を実施し、短期の生活設計(家計管理)・長期の生活設計(ライフプラン)や老後計画(リタイアメントプラン)などについて調査し、その結果を取りまとめました。
(1)名称 | 大人の「金融経済教育」に関するアンケート |
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(2)対象 | eネット社会広聴会員 2309人 |
(3)方法 | インターネットによる回答選択方式および自由記述方式 |
(4)期間 | 調査期間:2024年11月28日~12月9日 |
(5)有効回答数 | 885人(有効回答率:38.3%) |
Point「家計管理」、「ライフプラン」立案、「リタイアメントプラン」立案を「重要」と考えていても、これらを意識した生活をしていない層・情報収集や学習をしたことがない層が認められる
「家計管理」、「ライフプラン」立案、「リタイアメントプラン」立案の重要性は認識されているものの、情報収集や学習をして生活に反映させるまでには至っていないことを調査結果は示唆している。
Point「家計管理」「ライフプラン」「リタイアメントプラン」を意識した生活を「している」層は、男女ともに40歳代、50歳代では少なく、60歳代、70歳以上では多い
老後の生活設計は早めの準備が望ましいが、40歳代・50歳代から「リタイアメントプラン」を計画的に立案し、生活に反映することの難しさが調査結果に表れている。
Point「ライフプラン」立案の重要性を高く認識している層ほど、実際に具体的に立案し、生活に反映している
まず「ライフプラン」の考え方や意義を知り、個人の状況に応じた「重要性」を認識することで、具体的な立案や生活への反映に向けた一歩目を踏みだせることを調査結果は示唆している。
Point「資産形成」の情報源上位5項目は、「雑誌」「新聞」「書籍・参考書」「インターネットサイト」「テレビ」
「資産形成」の情報源に「使い分け」があることが調査結果として表れている。
大人の「金融経済教育」に関する調査報告書(PDFファイル:2.4MB)