ニュースリリース

2015年度

「外国人旅行者の増加に経済活性化、日本の理解促進、国際交流の促進を期待」
「ラグビーワールドカップの日本12都市での開催に地域への経済効果を期待」
-「地域活性化と観光立国に関する意識調査」の結果について-
2016年 3月30日
経済広報センター

 

 一般財団法人 経済広報センター(会長:榊原定征)は、2016年1月、全国の「eネット社会広聴会員」(3,052人)を対象に、「地域活性化と観光立国に関する意識調査」を実施しました。

 現在、わが国は成長戦略の重要な柱として、特に地域活性化の切り札の1つとして観光立国を推進しています。観光産業は異業種と密接に連携する総合産業であり、その裾野も広く、大きな経済波及効果を持つことから、地域活性化のカギとして注目を浴びています。

 そこで、経済広報センターは、訪日外国人旅行者の増加による影響、地域活性化に向けた外国人旅行者の受け入れ準備や効果的なコンテンツ、また、2019年に日本の12都市で開催されるラグビーワールドカップを契機とした「地域活性化と観光立国」について意識調査を実施し、その結果を取りまとめました。

 

  【調査結果(要点)

  1. 外国人旅行者の増加に「経済活性化」「日本の理解促進」「国際交流の促進」を期待
  2. 外国人旅行者の受け入れ準備として「進んでいること」と「必要なこと」を比較すると、「交通表示・観光案内・レストランのメニュー等の多言語対応の充実」が「進んでいること」「必要なこと」共に最も高い
  3. 外国人旅行者の受け入れ準備として「外国語のできるスタッフやボランティアの育成」「語学力の向上」については、「必要なこと」に対して「進んでいること」で低くなっており、課題である
  4. 地域に外国人旅行者を増やすために最も効果的なコンテンツは「歴史・文化に触れる施設やイベント」が73%と最も高い
  5. ラグビーワールドカップの日本開催について8割以上が認知
  6. ラグビーワールドカップの日本12都市での開催には、地域への経済効果を期待

 

   なお、調査対象は、全国3,822人の「社会広聴会員」の中で、インターネットで回答可能なeネット社会広聴会員(3,052人)が対象。有効回答数は1,639人(有効回答率:53.7%)、調査期間は、2016年1月14日~1月25日。



「地域活性化と観光立国に関する意識調査」結果の概要

 

1.生活者の多くが訪日外国人旅行者の増加を実感

 訪日外国人旅行者の増加を実感するときについて「街でよく見掛ける」が48%と最も高い。「観光地でよく見掛ける」が29%、「報道でよく見聞きする」が15%、「日本語以外の案内や標示が増えている」が5%となっている。9割を超える人(97%)が訪日外国人旅行者の増加を何らかの形で実感している。

 

2.経済活性化、日本の理解促進、グローバル化に期待

 訪日外国人旅行者の増加によって期待することは、経済活性化(「経済の活性化につながる」78%、「観光振興につながる」68%、「地域活性化につながる」49%)と日本の理解促進(「世界に日本をアピールできる」50%、「日本の新たな魅力を引き出すことができる」37%)、グローバル化(「国際交流が進む」43%、「異文化に触れる機会が増える」31%)の3つに期待が集まっている。

 

3.外国人旅行者に最もアピールしたい日本の魅力は「日本の食文化、おいしい食べ物」

 外国人旅行者に、日本のどのような点をアピールしたいかを聞いたところ、「日本の食文化、おいしい食べ物」が70%と最も高く、次いで「日本人のマナーや気配りの素晴らしさ」(62%)となっている。以下「治安の良さ」(60%)、「美しい自然景観」(50%)となり、いずれも半数以上がアピールしたいと回答している。続いて、「整備された清潔な都市や交通網」(38%)、「神社・仏閣、温泉などの日本文化」(38%)、「洗練された日本のサービス」(28%)、「伝統的な日本の工芸品」(27%)、「優れた日本企業の技術力・製品」(26%)となっている。

 

4.外国人旅行者の受け入れ準備として言葉の壁への対応が必要

 地域での観光振興のために外国人旅行者を受け入れる準備として必要なことを聞いたところ、「交通表示・観光案内・レストランのメニュー等の多言語対応の充実」が73%で最も高い。次いで「外国語のできるスタッフやボランティアの育成」「語学力の向上(国民全般、警察官、救急サービス、駅員等)」はいずれも53%で半数を超えている。表示や案内の多言語対応や語学力の向上など、言葉の壁への対応が必要と考えていることが分かる。

 

5.外国人旅行者の受け入れに向け「交通表示・観光案内・レストランのメニュー等の多言語対応の充実」が63%で最も進んでいると実感

 地域での観光振興のために外国人旅行者を受け入れる準備として、最近進んでいると思うことを聞いたところ、「交通表示・観光案内・レストランのメニュー等の多言語対応の充実」が63%と最も高くなっている。

 また、外国人旅行者を受け入れる準備で「進んでいること」と「必要なこと」を比較すると、「交通表示・観光案内・レストランのメニュー等の多言語対応の充実」は、「必要なこと」「進んでいること」共に、最も高くなっている。一方、必要なことの第2位の「外国語のできるスタッフやボランティアの育成」「語学力の向上(国民全般、警察官、救急サービス、駅員等)」については、「必要なこと」(53%)に対して「進んでいること」で低くなっており(29%、11%)、課題であることが分かる。

 

6.最も効果的なコンテンツは「歴史・文化に触れる施設やイベント」

 地域に外国人旅行者を増やすためにどのようなコンテンツが効果的だと思うか聞いたところ、「歴史・文化に触れる施設やイベント」が73%と最も高くなっている。

 

7.ラグビーワールドカップの日本開催について8割以上が認知

 2019年のラグビーワールドカップの日本開催について「日本各地で開催されることを知っていた」が41%、「日本で開催されることは知っていたが、各地で開催されることは知らなかった」の43%を含めると、8割以上(84%)が認知している。

 

8.8割以上が「地域の魅力を世界に発信するチャンスになる」

 ラグビーワールドカップの日本開催が地域の魅力を世界に発信するチャンスになると思うかを聞いたところ、「なると思う(なると思う/ある程度)」が82%に上っている。

 

9.ラグビーワールドカップの日本12都市での開催には、地域への経済効果を期待

 ラグビーワールドカップが日本の12都市で開催されることで、どのような効果を期待するかを聞いたところ、「地域経済が潤う」が59%と最も高い。

以 上

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