生活者の企業施設見学会
2017年6月13日 愛知
企業・団体:中部電力
見学施設:でんきの科学館

「暮らしの中の電気エネルギーについて学ぶ」

2017年6月13日、でんきの科学館(愛知県名古屋市)で、「生活者の企業施設見学会」を開催し、生活者16名が参加しました。

概要説明

 中部電力は、1951年(昭和26年)に発足。いつの時代においても"地球環境に配慮した、良質なエネルギーを安全・安価で安定的にお届けする"という「変わらぬ使命の完遂」と、「新たな価値の創出」を同時に達成することで、「一歩先を行く総合エネルギー企業グループ」を目指し挑戦し続けています。そして、皆さまからの信頼と期待に応え、「くらしに欠かせないエネルギーをお届けし、社会の発展に貢献する」という企業理念の実現に向け、取り組んでいます。 
 でんきの科学館は1986年(昭和61年)7月、中部地方電気事業発祥の地に開館しました。「ふれて!感動!大発見!」をテーマに、展示室や実験、シアターを楽しみながら、電気をはじめエネルギーや環境、科学のふしぎについて学べる施設です。

見学の様子

 「でんき資料室」で、電気事業の発展の歴史を学びました。同社の前身である名古屋電燈会社が、中部地方初の石炭火力発電所を建設し送電したのが1889年(明治22年)。エジソンに教えを受けた丹羽正道が米国から持ち帰った発電機4台が使われました。当時の電気は直流で、供給地域は発電所周辺の400棟だけでした。その後、福澤桃介が、大井(岐阜県)、賤母(岐阜県)、読書(長野県)など、現存する多くの水力発電所を手掛け、松永安左エ門が、現在の電力供給体制を構築しました。参加者は明治時代の国産第一号の変圧器と大正・昭和時代の小型化した変圧器を見比べ、技術の進歩に驚いていました。 
 「電気の旅」では、電気が家庭に届く道のりを旅しました。発電所でつくられた1~2万ボルトの電気は、送電中のロスを減らすため27万5000~50万ボルトに電圧を上げて送電されます。超高圧変電所→一次変電所→二次変電所→配電用変電所と変電所を経由し、徐々に電圧を下げて6600ボルトになった電気は、電柱上の柱状変圧器で100~200ボルトに変圧され、家庭へ送られます。電圧は、大きなバケツくらいの変圧器内部に入っている高圧と低圧のコイルの電磁誘導で変えることができます。 
 「地球とエネルギー」では、放射線を観察しました。放射線は目には見えませんが、物理学者ウィルソンが発明した「霧箱」では、放射線の通り道が白い細い雲のように見えます。参加者は、細いベータ線と時々見える太くて短いアルファ線を熱心に観察しました。
 「電気の歴史」では、電気の起源をたどりました。電気は、哲学者タレスが、琥珀をこすると藁の切れ端や塵が吸い付くという摩擦による「静電気」を発見したことが起源です。そのため、電気「エレクトリシティ」は、ギリシャ語で琥珀「エレクトロン」が語源です。参加者は、交流電気を実用化し、現在の発電所の原型をつくったニコラ・テスラなど、暮らしを豊かにしてきた科学者の功績に興味津々の様子でした。
 この2月にリニューアルした「オームシアター」では、自分でつくったキャラクターを操作し、環境やエネルギーに関するクイズやゲームを楽しみました。迫力ある音と映像に引き込まれ、結果に一喜一憂しながら盛り上がりました。
 また、磁石やコイルを使って発電の仕組みを体験、手回し発電機でモーターを回転させ、豆電球に明かりをつける実験にも挑戦しました。

参加者の感想から

 「大人にも十分満足感を与える価値ある科学館だと知りました」「オームシアターでは童心に帰って楽しく過ごせましたが、常識が不足していることも痛感させられました」「エネルギーの未来について、生活者として何ができるか考える必要があると思いました」

お問い合わせ先
経済広報センター 国内広報部
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-3-2 経団連会館19階
TEL 03-6741-0021 FAX 03-6741-0022
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