教員の民間企業研修
教員の民間企業研修とは?
小・中・高等学校などの教員が学校の夏休み期間中に、民間企業で様々な研修を受けるプログラムです。
全国各地の民間企業や教育委員会などのご協力のもと、一般財団法人 経済広報センターが1983年から実施しており、2024年度で42年目 ※ を迎えます。
※2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い、開催中止となりました
研修の目的
- (1)小・中・高等学校などの教員に、企業の事業活動に対する考え方や実務内容、人材育成やSDGsへの取り組みなどについて理解を深めていただく。
- (2)企業研修での体験を子どもたちへ伝えていただくとともに、今後の学校運営などにも活かしていただく。
2024年度の研修概要
研修参加者 | 小・中・高等学校の教員・管理職(教頭)など |
研修時期 | 7月24日~8月23日(学校の夏休み期間中) |
研修期間 | 1~3日間 |
受け入れ企業数 | 85社[対前年度比 4社増] |
参加教員数 | 1,478名[対前年度比 127名増] |
研修の内容 | 体験型プログラムや講義プログラムなどが多数用意されており、受け入れ企業ごとに、プログラムは異なります。 ※詳しくは「2024年度 研修レポート」をご覧ください。 |
研修レポート(年度別実績)
- 2024年度 研修レポート(2.2MB)
- 2023年度 研修レポート(4.6MB)
- 2022年度 研修レポート(2.0MB)
参加教員の声
- 「将来子どもたちが企業で働く上で、社会で必要とされていることが理解できた」など、教員からの反響も大きく、自社の様々な知見や財産を社会に還元できたことをうれしく思う。
- 同年代の社員とのグループディスカッションや意見交換を行い、お互いに新たな気付きや、良い刺激を得られたと感じている。
- グループワークを通じ、教育現場が抱える課題を把握することができ、ダイバーシティ推進の参考にしたいと思う。
- 循環型社会への貢献を目指す企業姿勢やESG戦略について「脱炭素」という共有テーマを各プログラムに盛り込み、知っていただくことで、教員の方々に共感していただくことができた。
- 座学だけでなく、実習や実演見学で体験・体感・理解できるプログラムを実施したので、エネルギー業界をより身近に感じていただけたと思う。
- 経営戦略や人財育成、および安全管理やヒューマンエラー抑止に関する取り組みを学校教育に活かす一助となれたこと、ESGやSDGsなどの活動についても知っていただくことができた。
- 自身や学校におけるキャリアについて、また次世代層への教育現場における育成の在り方について考えるきっかけの一助となったと感じている。
受け入れ企業の声
- 現場で働く方のやりがいや苦労する点などを聞くことができ、キャリア教育に活かしていきたいと思った。
- 1on1ミーティングは、とても効果的な実践法なので、学校現場でも活用して若手教員の育成、円滑な校務の企画運営に活かしたいと思った。
- SDGsの取り組みに関して、実際に企業がどのように取り組んでいるのか、大変勉強になった。今回学んだことを授業などで子どもたちに紹介したい。
- 普段の学校勤務や研修では具体的に考えられないことや、実際の仕事を体験することで知らない世界を知ることができた。
- 生成AIなど最先端技術を取り入れるにあたり、情報漏洩や著作権侵害、ミスリードなど、リスクも十分に把握した上で適切に活用できるよう、子どもたちに正しい使い方を伝えていきたい。
- D&I推進の取り組み、一人ひとりのパフォーマンスの最大化、企業価値の向上を実現する努力をされており、教育現場でも多様性を大事にお互いの良さを認め合い、互いに成長できる教育を進めたいと思った。
- 安全研修での危険体験は、教育現場でも類似する場面があるので、危機管理体制を考え、安全・安心な学校づくりに役立てたいと思った。
<お問い合わせ先>
経済広報センター 国内広報部〒100-0004
東京都千代田区大手町1-3-2 経団連会館19階
TEL 03-6741-0021
FAX 03-6741-0022