教員の民間企業研修
教員の民間企業研修とは?
小・中・高等学校などの教員が学校の夏休み期間中に、民間企業で様々な研修を受けるプログラムです。
全国各地の民間企業や教育委員会などのご協力のもと、一般財団法人 経済広報センターが1983年から実施しており、2025年度で43年目 ※ を迎えます。
※2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴い、開催中止となりました
研修の目的
- (1)小・中・高等学校などの教員に、企業の事業活動に対する考え方や実務内容、人材育成やSDGsへの取り組みなどについて理解を深めていただく。
- (2)企業研修での体験を子どもたちへ伝えていただくとともに、今後の学校運営などにも活かしていただく。
2025年度の研修概要
| 研修参加者 | 小・中・高等学校の教員・管理職(教頭)など |
| 研修時期 | 7月23日~8月22日(学校の夏休み期間中) |
| 研修期間 | 1~3日間 |
| 受け入れ企業数 | 80社[対前年度比 5社減] |
| 参加教員数 | 1,659名[対前年度比 181名増] |
| 研修の内容 | 体験型プログラムや講義プログラムなどが多数用意されており、受け入れ企業ごとに、プログラムは異なります。 ※詳しくは「2025年度 研修レポート」をご覧ください。 |
研修レポート(年度別実績)
- 2025年度 研修レポート(2.8MB)
- 2024年度 研修レポート(2.2MB)
- 2023年度 研修レポート(4.6MB)
参加教員の声

- 企業理念や環境に配慮した企業の成長、従業員の安全確保、人材育成の課題とその取り組みについて学びを深めることができた。
- 金融経済教育の必要性や、キャリア・働き方について見直す機会となった。今後は、出前授業を積極的に活用していきたい。
- ESGの取り組みを通じて、身近な製品にも環境への配慮がなされていることを知った。子どもたちには、「環境に配慮した行動は自分にもできる」ということを意識するきっかけとして伝えていきたい。
- D&I、人権尊重など一人ひとりが安心して活躍できる職場づくりへの取り組みについて学ぶことができた。
- どの職種でも職場環境の作り方は変わらないと感じた。若手教員が困りごとや悩みを打ち明けやすい関係を築くことが非常に重要だと思った。
- 普段の生活や仕事環境では得られない貴重な経験ができた。安全管理については、学校と比較しながら話を聞き、考える機会となった。
- 安全・健康を最優先にする姿勢やPDCAによる継続的な改善は、教育現場でも活かせると思った。
- 社員の方々のプレゼンテーションを通じて、仕事に向き合う姿勢や熱意を強く感じ、自分の仕事に対する考え方も変わった。


受け入れ企業の声

- 「目の前の生徒だけでなく、学校や社会全体を見据えた人材育成の視点を得られた」といった声もあり、参加者一人ひとりの学びの深まりが感じられた。
- 自社の商品やサービスが、日常生活の中でどのように役立っているのかを伝えることができた。
- 学校現場での課題に対して、企業側としてのアドバイスを行い、今後の学校教育の発展に一部貢献することができた。
- 持続可能な社会の実現に向け、日夜業務に取り組む製造現場や研究者たちの努力ややりがいを、子どもたちに伝えていただけると感じた。
- 企業における経営戦略や人材育成の考え方や取り組み、および安全管理やヒューマンエラー抑止に関する取り組みを学校教育に活かす一助となれた。
- グループディスカッションやワークショップを通じて、参加者同士の交流や意見交換を行うことができた。
- 事業に対する理解や認知度の向上、企業イメージの強化を図ることができた。
- 生成AIを活用したチャットボット等の体験を通じて、AIの利便性や可能性を実感いただけた。
<お問い合わせ先>
経済広報センター 国内広報部〒100-0004
東京都千代田区大手町1-3-2 経団連会館19階
TEL 03-6741-0021
FAX 03-6741-0022