*敬称略、受賞者名五十音順
トヨタ自動車株式会社 |
調和ある成長を目指す2005年ビジョンを基盤に据え、多角化、グローバル化、企業価値創造経営、環境問題という具体的な経営課題を掲げ、これらの軸に沿った広報活動を展開している。その中でも特に環境問題について、いち早くハイブリッドカー「プリウス」を発売し、消費者の評価を得るとともに、環境憲章、環境会計、環境フォーラム、環境報告書と多面的に活動を展開している。 広報活動においては、積極的でオープンな広報対応を実施し、国際社会から信頼される企業市民像を確立することを目指している。そのなかでも、トヨタの理念、経営戦略、行動の一貫性を浸透させ、環境対応企業というイメージに大きく転換した点を評価した。従来、アディショナルコストとして認識していた環境対応も、考え方次第で付加価値になりうるという発想に先鞭をつけた意義は大きい。環境についての強いメッセージは競争相手をも動かし、環境という観点をグローバル市場での競争力にまで高めている。 |