企業広報賞

第26回(2010年度)

1.企業広報賞受賞理由

企業広報大賞

(敬称略、順不同)
東武鉄道株式会社
東京スカイツリーを中心とした開発事業の建設工事の本格化にあわせ、事業内容理解促進のための取材対応や見学会等を実施するなど多角的な広報活動を展開し、東京スカイツリー等工事の進捗状況が大きな関心を集めた。企業イメージの向上だけでなく、周辺地域および沿線全体のイメージを向上させ、地域の振興にも貢献している。

企業広報経営者賞

【鈴木 茂晴(すずき しげはる) 株式会社大和証券グループ本社 執行役社長】
社員のモチベーションを高めることが顧客や株主等ステークホルダーの満足度向上に繋がるという考えの下、全社員にとって「働きやすい会社」を目指して、ワーク・ライフ・バランスの推進に取り組み、企業ブランド向上につなげた。鈴木社長のリーダーシップのもと、女性活躍支援に積極的に取り組むと共に、ワーク・ライフ・バランスの推進を経営戦略と捉え、トップ自らが積極的に情報発信している。そうした取り組みが社員から自然に社会に伝わり、企業イメージを向上させた。
【長谷川 閑史(はせがわ やすちか) 武田薬品工業株式会社 代表取締役社長】
業界の代表にとどまらず経済界のリーダーの一人として、日本経済の再生に向けて積極的に発信している。社業においても、国際派としてグローバル経営を進めるとともに、中期計画を積極的に発信するなどステークホルダーからの評価も高い。
【西尾 進路(にしお しんじ) JXホールディングス株式会社 代表取締役会長   (前 新日本石油株式会社 代表取締役社長) 】 【高萩 光紀(たかはぎ みつのり) JXホールディングス株式会社 代表取締役社長   (前 新日鉱ホールディングス株式会社 代表取締役社長)】
※2名1組にての受賞
経営統合に際し、両社トップが、石油事業の現状に対する強い危機感と統合後の社会的使命・責任をふまえた経営理念を共有し、社内外に積極的にメッセージを発信した。両者はそれぞれの言葉でもって、統合後の経営の方向性を明確に示し、ステ ークホルダーの理解と支持を得ている。

企業広報功労・奨励賞

【鍛治舍 巧(かじしゃ たくみ)  パナソニック株式会社 常務役員】
2003年から広報業務に携わり、社長交代、社名変更・ブランド統一など、同社にとって大変革期の広報活動の陣頭指揮を執ってきた。一方、緊急時対応においても、誠意を持って対応した。マスコミ対応も信頼を得ている。
【坂倉 隆仁(さかくら たかひと)  花王株式会社 コーポレートコミュニケーション部門広報部長】
1998 年から13年間広報業務に携わり、特に2006 年からは広報部長として花王の広報活動を支えてきた。昨年には、「新CI・環境宣言」に関する広報活動を展開した。
また、「エコナ問題」発生時には、誠意をもって対応した。マスコミの取材においても誠実に対応する姿勢が評価されている。
【桝本 晃章(ますもと てるあき) 東京電力株式会社 顧問】
1970年代より広報に携わり、91年以降、広報部長、広報担当役員として、同社のみならず電力業界の顔として活躍。01 年からは経団連・地球環境部会長として、経済界の環境問題への取り組みについても積極的に訴えた。業界を超えた信頼関係の樹立・維持を心がけ、マスコミからも厚い信頼を得ている。
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2.選考委員

委員長
一橋大学大学院 商学研究科教授 商学博士 伊藤 邦雄
委員
日本経済新聞社 経済金融部長 井口 哲也
朝日新聞東京本社 経済エディター 池内  清
毎日新聞東京本社
経済部長 逸見 義行
ワーク・ライフバランス 代表取締役社長 小室 淑恵
立教大学 経営学部教授 経済学博士 高岡 美佳
ダイヤモンド社
「週刊ダイヤモンド」編集長 田中 久夫
日経BP社 「日経ビジネス」編集長 寺山 正一
読売新聞東京本社 経済部長 丸山 淳一
<お問い合わせ先>
経済広報センター 国内広報部
〒100-0004 東京都千代田区大手町1−3−2 経団連会館19階
TEL 03−6741−0021
FAX 03−6741−0022
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