企業広報賞

第36回(2020年度)

1.企業広報賞受賞理由

(敬称略、氏名五十音順)

企業広報大賞

ユニ・チャーム株式会社
女性のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上を年度目標に掲げ、世の中へ問題提起をする全社的なプロジェクトを始動。「女性が生理を隠さなくてよい社会をつくる」というメッセージ性が強く社会に受け入れられ、多くのメディアにも取り上 げられた。広報部門も、インフルエンサーを活用したSNSを中心とする広報活動や、ユーザーを巻き込んだ商品パッケージのデザイン開発、社内外のステークホルダーとの積極的な対話による理念の浸透など、既存の枠にとらわれない活動への転換が功を奏し、タブー視されていた報道されにくいテーマが、朝のニュース番組や 新聞の第一面を飾るなど成果も高く評価された。

企業広報経営者賞

【磯崎 功典(いそざき よしのり) キリンホールディングス株式会社 代表取締役社長】
広報部門の経験を生かし、社長就任以降、厳しい状況下、経営改革を断行し、社内外のステークホルダーとの対話を継続し、トップ自ら説明責任を果たした。メディア、投資家、従業員などステークホルダーに応じて 表現を変えるなど、それぞれの ターゲットから共感を得られるようなストーリーで語り掛ける姿とともに、真摯に意見を聞く姿勢が評価された。
【鈴木 貴子(すずき たかこ) エステー株式会社 取締役兼代表執行役社長】
「空気をかえよう」というスローガンの下、社外で培った経験や女性ならではの視点で次々にユニークな取り組みを実践してきた。 男性中心の画一的な組織の常識を打ち破るための風土改革に尽力し、企業のブランド力向上に寄与した。「エステー らしさ」を追求し、空気ビジネス総合グループに脱皮するというビジョンと信念を、自分の言葉でストーリー性をもって語るトップ広報を積極的に図っていることも評価された。

企業広報功労・奨励賞

【上岡 典彦(うえおか のりひこ) 株式会社資生堂 社会価値創造本部アート&ヘリテージ室長】
20年以上にわたり、資生堂の広報に貢献しただけでなく企業広報全体の発展に寄与した。社内では『花椿』編集長を務めたほか、広報部門人材の育成にも尽力した。マスコミからも丁寧な取材対応との評判が高い。地方紙に対してもきめ細かい対応を行い、地元密着型の広報活動を展開し、各地域のステークホルダーとのコミュニ ケーションを向上させた。社外においても、広報関連団体で後進の育成に尽力した。
【島﨑 豊(しまざき ゆたか) 丸紅株式会社 理事】
12年に及ぶ広報担当と、広報部長と秘書部長を兼務していた強みを活かし、経営メッセージの浸透やグループ会社役員・社員との情報共有を高め、グループ全体の士気高揚を実現した。近年はインターナルコミュニケーションに注力し、社員の意見を経営にフィードバックする仕組みを構築した。報道関係者からの信頼も厚い。
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2.選考委員

(敬称略、氏名五十音順)
委員

プレジデント社

『プレジデント』編集長 小倉 健一

読売新聞東京本社

経済部長 是枝  智

TBSテレビ

経済部長 竹内 紀一郎

朝日新聞東京本社

経済部長 寺光 太郎

日経BP社

『日経ビジネス』編集長 東  昌樹

毎日新聞東京本社

経済部長 平地  修

日本経済新聞東京本社

経済部長 藤井 一明

シンクタンク・ソフィアバンク

代表 藤沢 久美
<お問い合わせ先>
経済広報センター 国内広報部
〒100-0004 東京都千代田区大手町1−3−2 経団連会館19階
TEL 03−6741−0021
FAX 03−6741−0022
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